空気は読むものではなく、吸うもの。

ラジオを聴いていた時に、

なるほど・・・と思う言葉が

耳に飛び込んできたのですが、

東北の被災地に

有名人のAさんとKさんが講演に行きました。

Kさんは壇上に立つなり

「この度は本当に大変でしたね・・・」

というような言葉を発したのに対し

Aさんは

「大変ですね」

「辛かったですね」

といった

同情の言葉というと聞こえが悪いですが、

かわいそうな人たちに使うような言葉を

一切使わずに演説をしたそうです。

その言葉、姿は、

被災地の人々に溶け込んでいたので

Kさんはとても感銘を受け、Aさんに

「何故そうやって、いきなり行く土地や会場の

場の空気をすぐに読めるのですか！？」

と聞くと　Aさんは

「空気をね、読むんじゃなくて吸うんだよ。

僕だって壇上に立つまでは緊張して頭が真っ白になっちゃうけど、

いざ人々の前に立って

空気を吸って飲み込むと、言葉が出てくるんだよ。」

ちょっと細かい会話部分はうろ覚えですが、

このようなことをAさんは話していました。

ここ数年、

「空気を読む」　「空気の読めない奴」

「KY」　「エアーリーディング」

などと言う言葉をよく耳にするようになりましたが

「空気を読む」というのは

どこか一線を引いた言葉かもしれません。

だけど

「空気を吸う」というのは

自分の体や心に

その場の空気感・人々の想いを溶け込ませ、

自分も溶け込んで一体になる。

それって

究極の受容のカタチだなと思いました。

どこでも誰にでも

自分が無くフラフラと寄生するのとは違い、

その場の空気を吸い込み

自分の心に溶け込ませては出す

呼吸のような出し入れをし、

きちんとコントロールができるというのは、

しっかりとした自分の軸があればこその

なせる業だと思うわ。

そう思うと

私も鑑定に来てくれた方が

まとうオーラ・空気感を吸い、

どんな人なのか、どんな悩みがあるのか

自分の中に取り込むようにしております。

けれど一緒に落ち込みすぎたりしないように

いつも注意を払っているわ。

それも、空気を吸って出すというイメージで接すれば

もっと上手になるかもしれない。

心がけていくわね。

読んでくれてありがとう○

あい🍀