※2012/9/2の記事です。
そう、それはある寝苦しい夜のことでした・・・
実家で暮らす私は、母と同じ部屋で布団を並べて眠っているのですが
その日の明け方、
ゴソゴソという物音に起こされ、私はうっすら目を開けたのです。
明け方の薄ら暗い部屋で
隣に寝ているはずの母が
ふとんの上に四つん這いになり、
いつになく真剣な顔をしていました。
「また足がつったの?」と声を掛けると
母「・・・今・・・・ゴキブリが腕の上を這っていた・・・
ビックリして飛び起きたんや・・・
信じられへん・・・・」
ええ~~うそ~~
まじかよ~~~~
確かにうちはゴキブリハウスだけど
腕の上を這うなんてありえないでしょ~~~~
と、色々言葉は浮かびましたが、
低血圧の私は寝起きが弱いので「ふふふ」と笑い、
またうつらうつらと眠りにつこうと
した、
その時、
モソモソモソ・・・
と何かが私の足を這う気配が・・・!?
バッと足を上げ
「もお~なんか足に来たような気がしちゃったじゃん
そんなこというからぁ~~」
とゴニョゴニョ言うと
母「動かないで!!
・・・今・・・あんたの足にゴキブリが!!」
もう「寝起きは低血圧です」なんてお嬢様なこと言ってられませんよ。
緊急事態ですよ。
飛び起きて電気つけて
ゴキブリに、
ゴキブリに何か言ってやらないと。
寝込みを襲うとはふてえ野郎だ。
しかも布団の上だから叩けない!
それを知ってか、布団の上で牽制をはじめるゴキブリ!
とまどう母娘のフイをついて
どちらかの布団の下に逃げられました。
なんてことだ。取り逃がしたら、
またいつ来るか分からない恐怖感に苛まれる!!
てゆーかペットじゃあるまいし
体の上に乗って甘えてくるゴキブリ初めてだよ!!
母と私は混乱しました。
どうすれば良いか分からない私は
とりあえず枕の下に手を突っ込みタロットカードを引きました。
「ねえ、ゴキブリもう出ない?
寝て大丈夫だよねえ?」
「いや、まだヤンチャしてくるね」
仕方ない、
すごく眠いけど私はゴキブリホイホイを仕掛けることにしました。
ゴキブリホイホイの真ん中に置く、
ゴキブリを呼び寄せるスゴい匂いの袋を
はやまって父が全部捨ててしまったので、
「醤油おかき」を真ん中に仕掛けました。
くそっ
寝室が香ばしい醤油おかきの香りに包まれちまった。
やむをえん。
「ホイホイも仕掛けたし、もう大丈夫だよね?」
「いやあ~・・・」
「もうっ!!
もうどうすればいいのっ!!?」
母「アカンわそれ!
その黒いマントがゴキブリの親玉やでえぇ」
あきらめろってことか。
もうダメだ、この部屋は奴らに占領されてしまったんだ。
「疲れた・・・もう・・・寝て大丈夫?」
「逃げられないけどね」
・・・はは・・・
あれから半月、毎晩電気をつけて寝るようにしていますが、
一応、ゴキブリに甘えられることは今のところありません。
あったとしても気付かない方が幸せなので
たぶん大丈夫ということにしています・・・
読んでくれてありがとう☆
あい🍀

「醤油おかき」の損害は大きいよね。
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