うさぎのチップの足音☆

ごきげんよう。

タロット占い師の中込あいです

 

 

Yさんからいただいた、

貴重な体験エピソード↓を姉と読んでいて

 

 

「階段を昇って近づいてくる足音コワ〜イ！！」

なんて盛り上がりましたが、

「あ、そういえば階段の足音、我々も聞いたよね。」

と、思い出したことがありました。

 

 

私が小学生〜中学生の頃にかけて

中込家では、うさぎを飼っていました。

うさぎの名前は「チップ」です。

 

 

 

カゴになんて入れたことはなく、

チップは庭で放し飼いにしていました。

 

 

庭の物置の下に勝手に穴を掘り

チップはそこの穴倉を寝床にしていました。

時には穴を掘り進め、

隣の家との境の隙間を行き来し、

玄関の方に勝手に出ていた自由なチップ。

 

 

 

明け方頃に道路の真ん中に佇むウサギを見て

ビビった近隣住民もいたとかいないとか。

 

 

お腹が空いたり、

ひどく暑い時や寒い時は

父の仕事場や、庭に続く窓から家の中に入り、

自由に心地よく過ごしていました。

 

 

 

チップは家の中に入ると、

階段を「カッツン・カッツン」と駆け上がり、

２階に来て、かまってもらおうと

アピールしに来ていました。

 

 

 

休日になると、

だいたい遅くまで寝ている私と姉を起こすために

チップは「カッツン・カッツン」と

階段を昇り、

 

 

 

私や姉が寝ている布団の上に来て、

首元の布団をフミフミと踏んで

顔を覗き込んで

「フ〜ンフ〜ン、ブ〜ンブ〜ン」と鳴いて

私たちを起こしてくれました。

 

 

 

まるで犬や猫みたいですよね。

うさぎって本当は

カゴの中で飼うような動物ではなく、

めちゃくちゃアクティブな動物だと

私たちは考えております

 

 

で、そんな自由なチップは

結構な長生きをしてくれましたが

ある日突然、宇宙へ旅立ちました。

 

 

 

冷たくなったチップと別れたくなくて、

ずっと撫でていたのを覚えています。

 

 

 

それからしばらくの間、

２階の部屋にいると

階段から「カッツン・カッツン」という音が聞こえて

あれ？チップの音だ！

と思って襖を開けることが何度もありました。

 

 

 

私だけかなと思っていたら、

母も、姉も、

同じように「カッツン・カッツン」と聞こえて

あれ？と確認するようなことが

何度もあったそうです。

 

 

 

姉に至っては

いつものように休日の午前中

ダラダラと寝ていると

 

 

 

階段から「カッツン・カッツン」という

チップの足音が聞こえて

布団をフミフミしてきて

顔を覗き込みながら

「フ〜ン、ブ〜ン」としてくる鼻息や鳴き声まで

感じていたそうです。

 

 

 

それが一度や二度ではなく

しばらくずっと続いていました。

３人とも「怖い」なんて思いませんでした。

むしろ「ああ、いるなあ」と、

幸せな気持ちになっていました。

 

 

何年も一緒に過ごしてきたから

ただの幻聴や幻覚と言われたら

ハイソウデスネって感じですが

 

 

 

なんでもいいんです。

大切なのはチップが生きてたってこと。

我々がチップのことが好きで、

チップも我々のことが好きだったから

肉体を脱いでからも

そばにいてくれてたんだって

そう解釈したって誰の迷惑にもならないから、

私たちはそう思っています（笑）

 

 

 

このしばらく聞こえ続けた

「チップの足音」みたいなことって

 

 

 

動物と共に過ごした日々がある人なら

同じような体験をしている方が

多いのではないかなあ。

って思いました。

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

あい