セピア色の空間と土橋〜その１〜

ごきげんよう。

タロット占い師の中込あいです

 

 

今日はその昔、

あつこ叔母ちゃまが体験した不思議話をひとつ。。

あつこおばちゃまとはこちら↓

 

 

 

 

それはあつこさんが３０代後半の頃の話です。

当時あつこさんは

母親（私の祖母）とともに

兵庫県の豊岡市に住んでいました。

そう、事故物件のあの家です。

 

 

 

 

 

あつこさんもまた、

霊的世界を日常に感じて生きている人です。

当時は今よりも、色々な事情から

様々な霊的修行をされていました。

（※あやしい新興宗教とは一切関係ありません。）

 

 

 

その日あつこさんは、

母親とともに車を走らせ、

円山川に通じる、出石川の方へ出かけました。

般若心経のとある儀式をすることが目的でした。

 

 

 

時間に決まりがあるわけではないそうですが、

あまり人に見られたくないので

まだ太陽が昇るかどうかの

早朝に出かけたそうです。

 

 

 

そしてその儀式をしたら、

家に帰るまで口をきいてはいけない。

というルールがあるそうです。

 

 

 

それは同行者も同じなので、

あつこさんと祖母は

おしゃべりを一切しないで

車に乗って家路につくことになりました。

 

 

円山川沿いの道は

あつこさんにとっては慣れた道です。

何度も何度も、数え切れないくらい

利用している道路です。

 

 

 

いつものように、来た道を反対に

車を走らせていると

行く時にはなかったはずの

通行止めが目の前に立ちはだかりました。

 

 

 

それは現代的な白い柵だったそうです。

今まで同じ場所で通行止めにあったことは

ありませんでした。

 

 

 

しかもこんな早朝に、

行きにはなかったはずの通行止めがある

ということにビックリして

目が点になったあつこさんですが、

例の儀式のルールがあるので

しゃべることができません。

 

 

なんにせよ、

左に曲がって円山川を渡らないと、

豊岡市内に帰ることができません。

 

 

 

目の前の突然の通行止めに面食らいつつも

では左に曲がろうかと

反射的に左に目を配ったあつこさんは

信じられないものを「視て」しまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左を見たら、橋がありました。

でもそれは円山川にあるはずのない

古い土橋でした。

 

 

 

 

広くはない、いわゆる昔の資料集で見るような土橋でした。

車は通れるかもしれないけれど

一台分がやっとくらいの横幅だったそうです。

 

 

 

そこだけタイムスリップしたかのような

あるはずのない土橋ですが

もっと異様なのは

その付近の空気など、

空間がセピア色をしていたのです。

 

 

 

 

あつこさんはまさに、

狐につままれたようになり、

わけがわからず軽くパニックになりました。

 

 

 

でもハンドルを握っている以上

なんとかするしかありません。

隣の助手席に座る母親に話しかけようにも

例の儀式のルールで、しゃべることができません。

 

 

 

しゃべることはできなくとも

母親と目を見合わせました。

どうやらこの時、

おばあちゃんもまた、

あつこさんと同じセピア色の土橋を視ていたのでした。

 

 

目の前は不審な通行止め、

左には異様なセピア色の空間の土橋。

あつこさんも祖母も、

本能と直感で

「これは渡ってはいけない橋だ。」

と感じました。

 

 

 

ここまで何秒・何分だったのかは

定かではありません。

もしかしたら一瞬のことだったかもしれません。

あつこさんは右を見ました。

 

 

 

するとそこには

車一台分の坂道がありました。

左に行かないと家には帰れませんが

そんなこと言っていられません。

 

 

 

あつこさんは母親とまた目を見合わせて

右の坂道を指差して

「降りるよ」とサインしました。

すると祖母も、こくんと頷きました。

 

 

 

そして右側の坂道を降りて

しばらく車を走らせると

民家が出てきて

異様な空間ではなく

車はまた日常の普通の道路を

走っていました。

 

 

もちろんその土橋のところに戻るわけはなく、

迂回する形で

おそらく円山大橋を渡って

二人は家に帰りました。

 

 

 

玄関に入って儀式のルールを守り終えてから

「お母さん、、みたよね…？」

「・・・みた。」

と、あの異様なセピア色の空間と土橋という

同時に視た信じられない光景について

確認し合ったのでした。

 

 

 

というお話です。

この時のことを聞くと

あつこ叔母ちゃまは今でも

メチャクチャ興奮して話してくれます笑

 

 

 

この一件について

タロットで私なりに解析をしてみました。

それはまた改めて書きますね。

その２へ続く・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

あい