玄界灘の小島の怖い話。

ごきげんよう。

タロット占い師の中込あいです

 

 

以前、友人のチャンが目撃した

ポロシャツダイダラボッチのことを記事にしました。

 

 

 

 

その時にもう一つ聞いた

ちょっと怖い話をご紹介します。。。

 

 

これもまた、チャンとその妻Kさんが

まだ福岡に住んでいた

２０年以上前の話です。

 

 

 

釣りをしながらキャンプしようということになり、

チャン夫妻と、友人１名と、計３人で

玄界灘に浮かぶ

「あいのしま」という小島に行きました。

 

 

 

周囲数キロほどの小さな島で、

今でこそ猫島と言われたりしていますが、

当時は本当に魅力が釣りくらいしかなかった

のどかな島だそうです。

 

 

 

魚を釣ってのんびり楽しんでいた３人ですが

そろそろ、テントを張るところを見つけないと、

と、一通り遊んだ後に

キャンプできる場所を探すことになりました。

 

 

 

テントの杭を地面に刺したいので、

コンクリートの漁港を出て、

島の周囲を歩きますが

なかなか丁度良い開けた場所がありません。

 

 

 

そのうちに日が暮れてきて

「これはまずいっちゃ」と

３人は少し焦っていました。

 

 

その時３人は、島にある

公民館のような建物の近くに

広場を見つけました。

 

 

 

もう日が暮れてきていたので

「これは有り難い」と

３人はそこの広場にテントを立てて、

キャンプの準備を始めました。

 

 

 

釣れたての魚を焼いたり調理したりして

それなりに落ち着く頃には

もう日は暮れていました。

 

 

 

「それにしても、この広場は一体なんちゃろか？」

という話になり、

懐中電灯を片手に３人は広場を散策しました。

 

 

すると古びた看板のようなものが

懐中電灯の明かりに浮かびました。

よくよく光を照らして確認するとそこには

「火葬場」

と書かれていました。

 

 

 

こらいかん。

と即座に思った３人は、

蚊取り線香に火をつけて

それをお線香のように見立てて

手を合わせました。

 

 

 

「勝手にキャンプして騒いでしまってすみませんでした。

ですが、島中歩いてもテントを張れる場所がないので

今晩、一晩だけ、

ここで泊めさせてもらっても良いでしょうか？」

 

 

 

と、チャンが手を合わせて

ご挨拶とお願いをしたその瞬間、

 

 

 

懐中電灯の光が勝手に消えて、

あたりは真っ暗闇になりました。

 

 

 

「あ、こりゃダメだ。」

と、歓迎されていないと肌で感じた３人は、

暗闇の中

無言でテントを片付けて、

素早くその場を撤収したのでした。

すごい動きが早かったそうです（笑）

 

 

その晩は、仕方がないので

漁港のコンクリートの上で

風に飛ばされないように願いながら

テントで一晩を過ごしたということでした。

 

 

 

ちなみに後ほど懐中電灯を確認したら、

電池も切れてはいないし、

壊れたわけでもなかったそうです。

 

 

翌朝、観光案内所か漁業組合か何かの建物を

３人で覗いていたら

裏の方から「なんね？」と

何かを食べながらオバちゃんが出てきました。

 

 

 

チャンは

「あ〜、ちょっと漁港の方で一晩泊まらせてもらいました。」

と報告をしつつ、

「昨夜、公民館の横の広場に

泊まろうとしたのですけどね。

あそこは火葬場なんですねえ…？」

というようなことを言うと

 

 

 

オバちゃんはちょっと声が低くなって

「ああ〜〜〜〜、あそこね。。。

あそこはさ、ほら、あれがね。。」

と言葉を濁しているので

「なんですか？」とチャンが聞くと

 

 

 

「あそこは多いから。。。自殺がね。

あそこから海に飛び降りた人はもう、

上がってこん。」

と言ったそうです。

 

 

 

あの広場の先は断崖絶壁になっていて

どうやら自殺の名所なのだということでした。

（現在はどうか分かりませんが…）

 

 

という怖い話ですが、

ちょっとタロットで確認してみました。

「チャンの話しかけに答えるタイミングで

懐中電灯を消したのは、

自殺者の霊たちというよりは

そこが火葬場だから集まってくる

様々な浮遊霊たちの主なアピール。

だけどそれはチャン達を追い払うためではなく、

どちらかというと、歓迎していたよ。」

 

 

 

歓迎していた。。

って逆にこえぇなw

「寂しいから賑やかにして欲しかった」

とかなら分かるけど、

そういうのではない。というのです。

 

 

 

もしそのまま火葬場の広場に泊まっていたら

どうなっていたか？

をみてみると

「呪われるとかはないよ。

取り憑かれることは、まあ…あるかもだけど

怪奇現象は色々と起きたでしょうね。」

とのことでした！

 

 

 

うん、漁港に泊まって正解だったね！

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

あい