おばあちゃんのこと。〜その２〜

ごきげんよう。

タロット占い師の中込あいです

 

 

 

 

 

 

おばあちゃんのこと。〜その１〜

 

の続きです。

 

おばあちゃんのこと。〜その１〜

ごきげんよう。 タロット占い師の中込あいです 占い師になって１０年ほどが経つので、 そろそろ、祖母のことを ブログに書い...

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・・・・・ではおばあちゃんの敏子さんは、

いつから「異言」という特技が

身についたのでしょうか？

 

 

母典子に改めて尋ねてみました。

 

 

 

それは典子が中学２年生の頃でした。

敏子さんは盲腸になり手術をしたのでした。

 

 

 

原因は「柿の食べすぎ」です。

 

 

 

え！？そんなことで盲腸になるの！？

って思いますが、事実なのです。

 

 

 

 

 

 

敏子さんは、ピアノを教えに行っていた

円山という村から

カゴいっぱいいっぱいに柿をいただきました。

 

 

 

すると敏子さんは

板の間に座って無言でその柿を剥いては食べ、

剥いては食べ・・・

剥いては食べ・・・

 

 

 

と、なんとカゴいっぱいの柿を

ひとりで食べきってしまったのでした。

 

 

 

当時小学生だったあつこ叔母ちゃまは、

「お母さんは怒りながらその柿を食べていた」

と、語っています。

中２だった典子も

「自分の世界に入っているようだから、

声を掛けられなかった…」ということです。

 

 

 

当時どうやら敏子さんは、

とてもストレスが溜まっていたようです。

明らかに自傷行為のように柿を食べすぎて、

身体が冷え切ってしまい、

それが祟って盲腸になってしまったのでした。

 

 

 

 

 

 

その手術を終えた後だか同時期のことです。

敏子さんは朝起きた時に、

突然ものが言えなくなってしまいました。

 

 

 

突発性の失語症ということでしょうか。

 

 

 

しゃべれない、声が出ないということを

家族に伝えるために、

口を指差して、手を横に振って

敏子さんは一生懸命に家族にジェスチャーをしました。

 

 

 

旦那さんである義明さんはとても心配して

オロオロするばかりでしたが、

中２の典子さんと、小学生のあつこさんなど

子供たちはよく分からなかったので

「ふーーん」と言って

学校に行ったのでした。

 

 

 

敏子さんはそれから数日間、

声を出す、

言葉を話すということができませんでした。

 

 

 

その間の敏子さんの胸中は分かりませんが、

不安じゃないわけないと思います。

 

 

 

それでも５人の子供がいるし

ピアノの先生もしているので

どこかが痛いとかでないと

立ち止まることもできません。

日々の忙しい生活を淡々と過ごしていました。

 

 

 

そのまま様子見をしていて

数日が経ったある日、

それは突然はじまりました。

 

 

 

 

なにかの拍子に、

敏子さんが自分自身でも分からない言葉が

ブワーーーーーーーーっと

口から出てきたのでした。

 

 

 

あれあれ？なんやこれ？なにこれ？？？

私ったらなんなんや？

と思ったらその謎の言語はピタッと止まり

 

 

 

今度は先程までの謎の言語の

日本語訳が口からツラツラツラ〜っと

出てきました。

 

 

 

そしてそれが終わると

また謎の言語が勝手に口から出てきて、

 

 

 

それが止まると

またその謎の言語の日本語訳が

勝手に口から出てきたのです。

 

 

 

 

 

「ええ〜！？なにそれ〜！？

便利やねえ〜！！」

というのが、娘典子の感想でした。

 

 

 

それが、祖母敏子さん

初めての「異言」でした。

 

 

 

 

 

・・・その３へつづく・・・

 

おばあちゃんのこと。〜その３〜

ごきげんよう。 タロット占い師の中込あいです おばあちゃんのこと。〜その２〜の続きです。 祖母が盲腸になったあたりの時期...

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あい