海の底に沈めた絶望とそして・・・

ごきげんよう。

タロット占い師の中込あいです

 

 

 

リピーターAさんが、

「あいさんが最近ブログに書いている

『過去世をみる』というのが気になっているんです。」

とおっしゃるので、

 

 

 

「あ、いーよー、みる？」

って感じで、みさせていただきました。

 

 

 

でもね、私たちは輪廻転生の過程で

わざわざ忘却して生まれてくるので、

ただ無闇に過去世を思い出す必要なんてないんですよ。

本当に無意味。

 

 

 

なのでタロットにも聞きつつ、

Aさんが今知ると良い過去世を

みさせていただきました。

 

 

Aさんはもう過去世で

５回くらい心中を繰り返していました。

私がみたのは３回分くらいの姿でした。

 

 

 

一つは多分、一番直近？

サナトリウムみたいな白い病室？部屋に

寝たきりの人がいます。

延命というか、もう意識はほぼなくて

ギリギリで一応生きているという感じです。

 

 

 

病室で病気の人と対話をするなら

ベッドの横で話しかける人を想像しますが、

何故か足元から必死で話しかける人がいます。

必死で、一生懸命で、こちらが悲しくなるくらい

泣いて大きく呼びかけたり、

小さく呻くように話しかけたり。。

 

 

 

不思議なことに病床に伏している人と

話しかけている男性と、

どちらがAさんか分からなくて。

何度も心中したことで

魂が混同しちゃっているんですよね。

ん〜なんとも、言葉にはしづらいです。

 

 

 

でもきっとこの病気になってしまった時も

ちゃんと結ばれるということはありませんでした。

 

 

その前の過去世のビジョンは

ハッキリAさんでした。

和服を着た女性が

赤い橋から身を投げていました。

これも結ばれぬ想いからの身投げだったと思います。

 

 

その前の過去世か、病死する前の過去世か

順番はよく分かりませんが、

海に身投げをしたこともあるみたいでした。

これは日本人ではなさそうでしたが、

 

 

 

これも苦しそうでした。

二度と水面に上がらないように

たくさんの重りをグルグルに体に巻きつけて

海の中に沈んでいきました。

 

 

 

この時の絶望が深すぎて、

人を愛するとか

愛されるとか、

好きな人とただ笑い合うとか

そういう希望を全て海の底に閉じ込めてしまいました。

 

 

 

まるで海賊船の宝箱みたいに、

重たい箱の中に希望や笑顔を閉じ込めて、

鎖でグルグル巻きにして

二度と開けることがないように

海の底に沈めてしまったのです。

 

 

「海、嫌いでしょ？」とAさんに確認すると

「海は苦手です。」とAさん。

そりゃあそうだと思います。

 

 

 

この御伽噺のようなAさんの過去世の歴史、

そして魂の記憶を話す間、

Aさんはずっと涙を流していました。

 

 

 

「あの時は泣いてしまってすみません；

なんだか自分のもののような、

そうでないような、

不思議な感情がわいてきて、

抑えきれませんでした。」

と後にAさんはメッセージをくれました。

 

 

 

魂が震えると

自分の感情を超えたところから涙が溢れてきます。

流れるものはこぼしてしまった方が良いのです。

私とお話しするときは

いくらでも泣いてください。

 

 

そして、Aさんの魂の中にある

海の底に沈めた深い潜在意識でのブロックを

少しだけヒーリングさせてもらいました。

「少しだけにしてください。」

とAさんが希望されるので、少しだけです。

 

 

 

だから私は少しだけ、

グルグルの鎖を解いて、

ガチガチに錆びついた箱を

そっと開けさせてもらいました。

 

 

 

箱の中には綺麗な綺麗な

真珠のような光が入っていました。

貝が長い歳月で真珠を作り上げるように、

Aさんの魂は絶望を感じながらも

大切に愛を育てていたんだな、

と思いました。

「綺麗、なんて綺麗！すごい綺麗だよ！」

と何度もAさんに伝えました。

 

 

 

まだ海の底には居たい想いは伝わってくるものの、

「・・・・・・・・・・・・・・

誰か見つけてくれるといいな・・・・・」

というAさんの魂の呟きが

ぽつりと、でもハッキリと聞こえたので

安心しました。

 

 

「私にできるのは今日はここまで。」

とタロットからもOKが出たので

ここまでにしました。

 

 

 

本当はAさんのご事情はもっと色々とあるのですが、

過去世のこのビジョンだけ、

ブログに書いても良いよと言っていただけたので

一つの魂の物語として

書かせてもらいました。

 

 

 

お一人お一人に素晴らしい魂の歴史があります。

いつも愛しさと尊さを感じながら

鑑定セッションをさせてもらっています。

 

 

 

色々な方の魂に触れさせてもらえる私は幸せ者です。

本当に、有り難うございます。

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

あい