日本男児の中にいたパリジェンヌの面影。

ごきげんよう。

タロット占い師の中込あいです

 

 

友人Aちゃんは私と同じ歳の男児です。

ライブハウスで出会い、

鑑定セッションに来てくれるようにもなりました。

 

 

 

Aちゃんはもうずっと長年、

結婚相談所の会員を続けています。

何度もマッチングはするものの、

決定的なところまではいかず、

いつもお話しはたち消えてしまう。。

 

 

 

これまでに何人か、お見合い相手のことも

タロットリーディングをさせてもらいました。

 

 

 

「こいつはねえな。」という人もありましたが、

縁があるように出るお相手も

何人かは居たように思います。

でも本当はタロットは

「結婚相談所を一度休会するか、

一旦やめた方が良い。」

とは出ていました。

 

 

 

ですがAちゃんは長年の会員で、

ここまで高いお金を払い続けてきたのに。。

という思いもあるでしょうし、

相談所のスタッフさん達との人間関係もあるので、

なかなか、休会や退会という決断はできず、

ここまで来ていました。

 

 

先日、サロンに来てくれた時に、

疲れてしまったAちゃんは、

「一体このうだつが上がらない感じはなんなんだろうね？」と、

「そもそもの話」になりました。

「なんで同じようなことを繰り返しているのだろう？」

相談所の仲人達が言うように、

自分が高望みをしているのだろうか？

 

 

 

Aちゃんは、結婚相談所にありがちな迷宮に

ハマり込んでいました。

 

 

 

本当はね、お人好しで優しすぎるAちゃんが

「俺なんか異性から愛されない」

っていうブロックがあるから、

「もっと自分を愛する」

「まず自分を一番に大切にする」ことで

「異性からも愛される自分」を

受け入れていく事が必要だ。

 

 

 

という原因はみえていたので、

以前からちょっとずつヒーリングさせてもらっていた

部分はあるのでした。

 

 

 

でも今回改めて「そもそも」の話になったので、

「そもそも」をみてみよう！となったので、

このお見合いを何年も続けているのに

一向にパートナーが見つからない現実の

原因を、直感的にみてみることにしました。

 

 

 

するとみえてきたのは・・・

 

 

海沿いの波止場で、

海に向かって涙を流しながら佇んでいる

美しい女性でした。

スカーフをはためかせた、パリジェンヌって感じ。

モダンガールのようなお洒落な装いです。

 

 

 

「私はあの人をずっと待つと誓うわ。

私が愛しているのはあの人だけなの。

だからもう、誰も愛さない。

私にはあの人だけなの。」

 

 

 

という強い言葉、

思念のようなものが入ってきたので

それをそのまま声に出しました。

「ああ〜〜〜！！！！

Aちゃんってめっっっっちゃくちゃ一途なんだね！！！！

この人って決めたら、もう絶対その人だけをみるね！！

こんな一途な人がいるのってくらい！

すごいね！！」

と、思わず興奮して捲し立てました。

 

 

 

いつもは一緒にふざけ合うAちゃんですが、

驚いたような顔で

「一途・・・そうだと思う。。。」

こくりと静かに頷きました。

 

 

でもね、一途が過ぎるんだよ。

こりゃダメだ。

高望みとかそんなレベルの話じゃない。

お見合いでどんな人が来てもダメだよ。

 

 

 

だってこのパリジェンヌ時代に

波止場で待っている愛した人のことを

今でもAちゃんは待っているんだもの。

その人しか愛さない。って

誓ってしまったんだもの。

 

 

 

というと、Aちゃんの目から

一粒の涙がこぼれました。

大の男が涙を流す。

というのは一大事かもしれませんが、

私にはもうAちゃんが麗しのパリジェンヌにみえるので、

その涙はもう、女子会のそれでした。

 

 

 

Aちゃんは

「そうか・・・だから俺は、

誰のことも好きになれないんだ・・・」

と呟いていました。

 

 

そのパリジェンヌがどうなったかをみると、

愛しの待ち人には、ついぞ会えずに

一生を終えることになりました。

その時代にはかなり辛かったと思うのですが、

独身を貫きました。

 

 

 

待ち人の彼は、海外の人だったのか、

亡くなってしまったのか。

いや、海外の人か

海外に行ってしまった人だったので

世界の情勢か、別の役割があったのか、

その一生の中で

またパリに行くことは叶わなかったのでしょう。

 

 

 

色々なことを噂されて辛かったでしょうに、

Aちゃんの過去生の女性は毅然と

独り身を最後まで貫いたのでした。

まさに高潔の徳を積んだのでしょう。

 

 

 

でも、その生涯を通して立てた誓いは、

輪廻転生をしても

Aちゃんの魂に深く刻まれることになりました。

「あの人しか愛さない。私は待ち続ける。」

と強く誓うことで、

Aちゃんは「色気を出してはならない。」

とか

「恋愛を楽しんではいけない。」

 

 

 

何故なら、

あの人以外いらないから。

あの人以外をみることに罪悪感があるから。

と、色気や恋愛面を

封印してしまっていたのでした。

 

 

ということで、

その誓いの呪縛を

ヒーリング・書き換えさせてもらいました。

「あの人以外を愛しても良い」

「もっと自由に恋愛を楽しんで良い」

というような言葉に書き換え、

呪縛を祝福にさせてもらいました。

 

 

 

これでAちゃんの封印していた色気も出てくるな。

Aちゃん、かっこよくなっちゃうな。

Aちゃん、ちょっと危険な香りがするオトコになるな（いい意味で）

と思いました。

 

 

 

優しいし気が利くし、働き者のAちゃんには

色気が足りないなあと思っていたから、

それが出てきたらAちゃんモテちゃうわ。

こりゃ今後が楽しみだ！！

 

 

Aちゃんは前々から女子力の高い男子だと思っていました。

それをもっとも感じたのは、

私のパートナーと３人で

吉方取りに行った時です。

 

 

 

 

３人で一部屋を借りて、

ワイワイと楽しかったのですが、

Aちゃんのお風呂上がりの香りの良さが半端じゃなかったんですよ。

香水のような、めちゃくちゃいい匂いがして、

女子の私よりも誰よりも一番、

女子の香りがしました。

 

 

 

あまりに「イイオンナ」の香りがして、

Aちゃんの見た目とのギャップに

死ぬほど笑ったのですが、

今思えば、

パリジェンヌって香水好きなイメージじゃないですか。

香水といえばフランス辺りで発展した文化

という印象が強いもんね！

 

 

 

Aちゃんが香水入りボディソープを愛用するのは、

あの波止場にいた彼女の名残だろうなあ

って思いました。

ちなみにAちゃんは、

今世でも海辺が大好きだそうです。

 

 

 

そして、いい匂いすぎて爆笑した失礼な私に、

Aちゃんは帰り際、

まだ封をきっていない

新しい香水入りボディソープを

プレゼントしてくれました。

 

 

メイドイン・ドイツでした。

めちゃくちゃいい匂いがする

 

 

 

Aちゃんの魂の中にいる

パリジェンヌ姐さんを見習って、

私もイイオンナの香りを発するわね！！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aちゃんの話の続き↓

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

あい