父リハルの靴と小さく大きな変化☆

ごきげんよう。

タロット占い師の中込あいです

 

 

先日、父リハルの誕生日だったので

「何がほしい？」と尋ねると

「新しいスニーカーが欲しい」とのこと。

 

 

 

「靴かあ、靴はネットで買うよりも

やっぱり直接はかないとダメだよね。」

というと父は

「え？なんで？」とキョトン顔をします。

 

 

「26.５だから、26.５のやつを買えばいいじゃん。」

と、言います。

「は？え？

でもさ、26.５でも履いてみるとちょっとキツイとか、

大きいとか、色々とさ、

具合があるじゃん？」と

たぶん私は至極当たり前のことを言っているのですが

 

 

 

父は相変わらずのキョトン顔で

「26.５なんだから26.５のを買えば大丈夫なんだよ。」

と、真顔で言います。

 

 

う〜ん、

各メーカーによって同じ26.５でも差があるだろうに。

 

 

 

この人は・・・

疑うことを知らない騙されやすい人間だ。

と、父のピュアっぷりに戦慄しました。

よく詐欺にあわずに生きて来れたね。。

 

 

 

お話にならないので、

もういいか、失敗しても

本人があれだけいいって言うなら、

ネットで買っちゃうか。

と思いましたが、

 

 

 

ちょっと思いとどまって

タロットに聞いてみました。

ネットで賭けのような買い方をするか、

父をお店に連れて行って試着しながら買うか。

 

試し履き無しの賭けネットショッピング

「ソード８」「世界・逆」「ソード５」

「ダメじゃないけど。別にいいけど。

窮屈なものがあったり、

足痛くなったり、

超お気に入りのものが見つけにくいよね。」

ですよね。

 

 

父をお店に連れて行って試し履きして買う。

「ソードエース・逆」「ワンド３」「ワンドナイト」

「そうしなさい。その方が良いもの見つかるよ。

気持ちも上がるよ。前向きになるよ。」

 

 

一応聞くだけ聞いた、

「今履いているメーカーと同じものをネットで買う」

も、

「ペンタクルキング・逆」「カップ９」「隠者」

で良い感じですが、

そりゃあお店に行けるならそれが早くて良いと思いました。

 

 

 

 

これね、簡単に言っておりますが、

うちの家族はちょっと変わっていましてね、

家族で出かけたことは数えるくらいしかないんですよ。

 

 

 

家族で外食したのはマジで１回しかないですからね。

出かけるのは親戚の家に行くとか、

父の作った作品がある展覧会に行くとか、

それだけなので、

 

 

 

父と衣料品を目的に買い物に行くなんて

よく考えてみりゃ

初めてのことなんですよ。

 

 

 

父は絶対に嫌がりそうだなと思いましたが、

最近、父を猛烈にヒーリングしまくっていることで

父が変わってきているのを感じているので、

もしかして行くかな？

と思ったら、

 

 

 

先日、あっさり

近所の衣料品が充実しているホームセンターに

父・母・叔母と４人で行くことになりました。

 

 

 

皆さんにとっては当たり前の光景かもしれませんが、

何度も言うけど

こんな気軽に父と衣料品を買いに行くのは

初めてのことです。

 

 

 

こんな「日常」の変化に嬉しくなった私は

「もう１００万円分くらい買いな。

靴だけじゃなくて、汚いパンツとか靴下とか

全部替えよう。全身買おう。

全部買おう」と言って、

 

 

 

父は、ここぞとばかりに

母や叔母の着せ替え人形状態になっていました。

 

 

 

本当に不思議なことに

新しいものを受け入れない父だったのに

少しずつ綺麗な服を着るのを

受け入れているようでした。

 

 

「自分はゴミのような存在だ」

という思考パターンが魂レベルでこびりついていた父が

「自分を愛する」

「自分を大切にする」

という思考パターンに書き換わっていくことで

こんな日が来ようとは、、

と、私は静かに感動していました。

 

 

 

近所のホームセンターはとってもお安く

良いものを揃えてくれているので、

１００万円なんていくはずもなく、

（内心ホッ）

 

 

 

スニーカー２足に長靴１足、

おパンツや靴下や、ステテコや

シャツなど色々買いました。

なんなら私が、「これ似合いそうじゃん」

と言って買ったアロハシャツが

一番高かったです（笑）

 

 

 

父はぼんやりした顔で

「こんなにいっぺんに自分のものを買ったことがない」

と大袈裟に言いますが

いや本当に、

彼はかなり悲しい人生を送ってきたので

過去生も含めてズタボロだったので、

本当に「自分だけのためにたくさん」という感覚は

初めてだったかもしれません。

 

 

 

何度も私に「ありがとうありがとう」と言いながら

「これもう一生分の靴だなあ」

と言うので、

「そんなに早く死ぬの？

さっさと履き潰して、

どんどん新しいの買っていきましょう。」

と約束しました。

 

 

 

こんなこともうタロットに聞かなくていいくらい、

お買い物が当たり前になりそうなこと、

父が自分を大切にしだしたことが、

とても嬉しいです。

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

あい