ごきげんよう。
タロット占い師の中込あいです
タロットカードというのは
要するに象徴画なので、
その絵の中にある暗示やメッセージの感じ方は
人それぞれにあるし、
それこそ無限の解釈が含まれている絵だと私は思います。
なので、鑑定を受けに来てくれたお客さんや
友人などの感じ方にも
新たな発見を見出させてくれるものがあります。
最近おもしろかったのが
「ワンドの5」というカードが出た子が
ゴボウのしばき合いと表現した事です。
「やだぁアタシすごい戦ってんじゃん、
なんか振り回してやだぁ、ゴボウでしばき合ってるじゃん」
って(笑)
そんなこと言われたら
頭の中で山崎とモリマンの死闘が思い出されて
集中力がなくなりましたが、
ゴボウじゃなくて木の棒です。一応。
やめてちょうだい、
占い師モードの時に笑かしてくるのは。
実際の鑑定で「ワンドの5」が出てきたら
笑いごとじゃないのよ。
見たままね、
「争いに巻き込まれる」
「戦わざるを得ない状況になる」
「不和、仲たがいする」
逆位置になったからって
必ずしも「争いにならない」
という読み方になるわけではないのよ。
もちろん
周りのカードの出方で色々な読み方になるけど
逆位置だと
「無意味な戦い・労力を使う」
「不利な戦い」
などなど
なんにせよ戦うのよ。
それは実際にゴボウ・・・
じゃなかった
木の棒で殴り合うような
肉弾戦、心理戦のヒト対ヒトの争いの場合もあれば、
自分自身の中での
「心の葛藤」を表すこともあります。
木の棒=ワンドは、
四大元素「火」の解説
でも書いたように
本能や自我の主張・欲求といった
強いパワーを持つエネルギーです。
それらがぶつかり合うという状況は
外的にヒトとの喧嘩になるのなんて
分かりやすいくらいエネルギーを使うし
内的に自分の中で
自分の思いがぶつかり合うのも
目には見えないけれど
本人には疲れる状態になりますよね。
それはしかし、
周りの環境を淘汰せねばならない時期、
魂の成長をするための葛藤として
時に
必要な試練として表れるカードでもあります。
このカードが未来の部分に現れた時
無意味な争いなら避けるようにアドバイスしますし、
必要なものであれば
覚悟を要求します。
だから笑っていられるカードではないのよ。
まったくもう
あい🍀
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