死期の予感？

少し前に、
母のお友達のお友達で
６２歳で一人暮らしをしていた女性が
亡くなりました。

ピンコロリというのは理想的ですよね。
痛みや苦しみで衰えていくのでなく、
「明日お散歩に出かけてくるわね☆」
といって翌朝起きてこなかったとか。
私の周りでも
そういう穏やかな死の報告というのは
これまでにもありましたが、

その６２歳の女性の話しは
ちょっと不思議でした。

その女性は
とてもキレイなお洋服を着て
お布団で眠るように亡くなっていたのですよ。
なので、着替えをさせる必要がなかったそうです。

それだけでなく
３０個の湯のみが
きっちり洗って拭いて
キレイにテーブルの上に置かれていたのです。

湯のみだけでなく
同じく３０人分のグラスも
洗って拭かれたキレイなものが
整然と
テーブルの上に並べられていたんですってよ。

なので、そのままスムーズに
お通夜の準備が行われていったというのよ。

なにそれ、
まるで自分が今日
永遠の眠りにつくと
知っていたみたいじゃない。

「死期が分かる」「死期を感じる」
という人間の直感・六感、
そういった感覚ってのは
私はあると思うけれども。

きちんとキレイなお洋服を着て
自分のために集まってくれた人達への
キレイな湯のみとグラスでの
おもてなしまでして

きっちりとこの世にセイグッバイした
その女性を
私はカッコイイと思ったわ。