脱力系ババアか、汗だくババアか。

ごきげんよう。

タロット占い師の中込あいです

 

 

江戸時代末期に、

毎日のようにたくさんの人の

相談事を聞いていた人がいました。

 

 

 

その人と話をしたい人で行列ができて、

その人は毎日のように

多くの人の相談事を聞き、

対話をし続けていたそうです。

 

 

 

ある日誰かが、

「こんなに毎日のようにたくさんの人と話をしていたら

疲れてしまいませんか？」

と聞くとその人は

 

 

 

「お話しする相手と

血液の流れまで一緒にしますから。

ちっとも疲れませんよ。」

と答えたそうです。

 

 

 

心理学系のテクニックで、

「クライアントと呼吸を合わせるようにする。」

というのなら聞いたことがあるけれど、

 

 

 

血流まで合わせるとは。

なにそれ、神すぎる。

 

 

この話を聞いて思い出したのは

生前、永六輔さんがラジオで言っていた言葉です。

 

 

 

「僕はね、空気を読むんじゃなくて

空気を『吸う』んですよ。

講演会とかでね、

その場の空気を吸うんです。」

 

 

 

だから「緊張しない」だったか、

「その場その時に必要な話が出てくる」

といったようなことを

おっしゃっていたと思います。

 

 

 

曖昧な記憶なのであやふやですが

「空気を吸う」という表現が印象的でした。

 

 

 

クライアントさんと一緒にいる空間を吸い込む

だけでなく、

さらにクライアントさんと血液の流れまで合わせるとは。

もうそれ、仙人じゃん。

 

 

 

仙人の域じゃん。

そうなりてえ。って思いました。

 

 

クライアントさんとセッションして

魂が触れ合う感覚はしっかり分かるものの

汗だくになっている私は

まだまだヒヨッコということです。

 

 

 

今生は100歳まで生きて占いセッションする予定ですが、

「血液の流れを相手に合わせているから

疲れないのじゃ。」

と、涼しい顔をする

チート妖怪ババアを目指しますね。

 

 

 

もしババアになった際も

「毎度パンツ替えたくなるくらい汗だくじゃ。」

と言っていたら、

多分それはそれで一つのやり方として

正解なんだと思います。

 

 

 

乞うご期待。

 

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

あい