大きな大きな「台風の目」？

ごきげんよう。

タロット占いで宇宙の流れに乗ろう☆中込あいです

 

 

母の故郷は、兵庫県の中部にある生野という町です。

銀山で栄えていた頃は、

外車が走るような賑やかな町だったそうです。

 

 

 

その町にある生野小学校のすぐそばに、

母の実家がありました。

 

 

 

昭和30年代、

母が９歳、あつこ叔母ちゃまが４歳の頃の話です。

 

 

 

その時、生野には大きな台風が来ていて、

町の大人たちは大騒ぎで嵐に備え

てんやわんやの状態でした。

 

 

 

そして予想通りか、

それ以上の嵐がやってきました。

 

 

当時の家の造りは、

キッチンが土間になっていました。

 

 

 

台所であるたたきから、

居間に向かって木製のちょっとした段があり、

９歳の母と４歳の叔母はそこに並んで座って

膝の上で頬杖をつきながら

嵐の様子を伺っていたのだそうです。

 

 

 

強い雨風で家はガタガタと音を立てていました。

 

 

 

二人は木の段に座りながら、

流しの前にある横長の出窓を見ていたそうです。

窓を打ち付けてくる嵐を

ただただずっと見ていたのでしょう。

 

 

 

すると不意に、

嵐がピタッと止みました。

出窓から見える外の様子は

セピア色をしていたそうです。

 

 

 

９歳の母は、知ったような口ぶりで

「これな、台風の目に入ったんやで。」

と言いました。

 

 

 

４歳の叔母は「へえ〜」と

分かったような分かってないような

相槌を打ちました。

 

 

 

すると二人が見ていた

流しの前にある横長の出窓いっぱいに

なんと巨大な目が現れたのだそうです。

 

 

 

それはとても大きな大きな一つ目で、

黒目の瞳がしっかりと二人を捉えて

「目が合って」いたそうです。

そしてその瞳が、

ギョロッ　ギョロッと

右へ左へ動いたりしたそうです。

 

 

 

それを見た二人は

何故か全く「怖い」という感覚が湧かず、

９歳の母は知ったような口ぶりで

「ほらね、あれが台風の目だよ。」

と得意げに言ったそうです。

 

 

 

なので４歳の叔母も「へえ〜あれが台風の目なんやねぇ。」

と、言って

しばらくその大きな大きな目と

二人の小さな姉妹は

見つめ合っていたそうです（笑）

 

 

この話は小さい頃から何度か聞いていて、

妖怪みたいだなあと思っていましたが、

これって妖怪のようなもの？

とタロットに聞くと

概ね、そのような捉え方で良さそうです。

「妖怪や、あやかしのたぐい。」

ということにしておきましょうかね。

 

 

 

 

 

この話とは別ですが、

祖母が同じく兵庫県の姫路にいる

お知り合いの家に行った時の話です。

 

 

 

姫路城のお堀の近くを通り過ぎる時に

お堀にある石垣に

とても大きな大きな目があって

その目と目が合ったのだそうです。

 

 

 

それはそれは巨大な目ですが、

一つ目だったそうです。

 

 

 

「ただそこに目がある」というだけで

それ以上でも以下でもない話ですが、

親子で似たようなものをみた

ということが面白いなと思いました。

 

 

 

ちなみに、祖母がみたその大きな一つ目も、

妖怪や、あやかしの類い？

とタロットに聞くと

どうやらそちらは「ちょっと違う。」

とのことでした。

「幽霊とか、『人だったもの』とも違う。

人の念のようなもの。」

と出ました。

 

 

 

ふ〜〜〜〜〜〜〜ん。

いろいろあるねえ〜〜。

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

あい