乳がんに発展した思考パターンと生き霊の話〜その２〜

ごきげんよう。

タロット占い師の中込あいです

 

 

その１の続きです。

 

 

 

 

その時期、Pちゃんはかなり忙しくしていました。

仕事のとあるプロジェクトに向けて、

毎日毎日、鍛錬を重ねていました。

 

 

 

先にあげたように、Pちゃんは

「自分はいくら頑張っても足りない。」

という終わりのない

満足や達成のない思考パターンがありましたから、

体が動かなくなるまで頑張ってしまうのでしょう。

 

 

 

毎日遅く帰宅していたので

体調や気力は落ちていて

当時を振り返ると相当に、

疲れていたのだそうです。

 

 

ある日の晩も、遅くまで仕事をして、

一人暮らしをしていた部屋に帰宅をして、

なんとか買ってきたご飯を食べて

シャワーを浴びてベッドに入って

眠りにつこうとしていました。

 

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Pちゃんがベッドの中でウトウトしていると

玄関のドアノブが

「ガチャガチャ・・・」

と言うではありませんか。

 

 

 

「ガチャガチャ・・・」

玄関のドアを開けようという

明確な意思を感じられるような音がしてきたのです。

 

 

「え・・・！？」

まだ眠りに落ちていなかったPちゃんは

驚いて青ざめました。

「え・・・！？隣の人の間違い？？」

と思いましたが、

時刻は深夜３時頃でした。

酒に酔って間違えるにしても有り得ない時間です。

 

 

 

「鍵は閉めたよね・・・」と思いつつ

警戒して布団の中で耳を澄ませていると、、、

 

 

 

 

 

・・・・・・・ガサ・・・・・・・

・・・・・・・ガサ・・・・・・・

 

 

 

 

 

と、明らかに何者かが

部屋に侵入してきた音が聞こえてきた

というのです。

 

 

 

 

「強盗だったらどうしよう・・・」

とPちゃんは冷や汗が出ました。

「武器になるものはあったかな・・・

ええと、ええと・・・」と

部屋の中の

武器になりそうなものを思い出して

必死で防衛の方法を考えました。

 

 

 

「もし本当に強盗なら、下手に戦うよりも

寝たふりをした方が危険がないかもしれない。」

そう判断したPちゃんは

布団から出ないで寝たふりをすることに決めました。

 

 

 

 

その間も

 

 

 

・・・・・・・ガサ・・・・・・・

・・・・・・・ガサ・・・・・・・

 

 

 

と、足音のような掠れた音と気配は

確実にPちゃんの元へと近づいていました。

 

 

 

 

・・・・・・・ガサ・・・・・・・

・・・・・・・ガサ・・・・・・・

 

 

 

ついにその足音は

Pちゃんが寝たふりをしている

ベッドの横に来てしまいました。

 

 

 

 

「いやああああああああ！！！！

来ちゃったあああぁぁああ

やだああああああああぁぁぁぁ！！！！！」

と、寝たふりをしつつ

心の中で極限状態になるPちゃん、

 

 

 

 

すると次の瞬間、

なんと、

 

 

 

 

 

グサッ・・・！！！！

Pちゃんの胸に

痛みと衝撃が一気に走りました。

 

 

 

 

「刺されたッッ！！！！！！！！」

とPちゃんは思ったそうです。

痛い！痛い！痛い！！！！！

怖い！！！痛い！！！！！

死んじゃう！！！！！！！！！！

 

 

 

 

Pちゃんは真剣な面持ちで

この時のことを語ってくれました。

本当に自分は死んだと思ったそうです。

 

 

 

 

胸を刺された確かな痛みと恐怖を感じながら

Pちゃんはそのまま意識を失ってしまいました。

 

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・・・・・そして翌朝、

Pちゃんは病院のベッド・・・

ではなく、自分の部屋のベッドで

眠りから覚めました。

 

 

 

「・・・は？・・・え・・・？

私、刺されたよね・・・？」

と、胸を確かめると、

痛みはハッキリと覚えているものの、

刃物などで刺された外傷はありませんでした。

 

 

 

 

「・・・え？・・・・夢だったの・・・・・？

いや、夢なんかじゃない。

痛みは残っているし、ちゃんと覚えている。

私は幽霊に刺されたんだ。」

とPちゃんはハッキリと考えました。

 

 

そこまでの話を聞いて、

「ねえ、乳がんの原因ってそれじゃん。」

と言うと、

 

 

 

「うん、私も、私の周りの人たちもみんなそう言う。

そうだと思ってる。

だってね、最初にガンだって医者に言われた時

おかしいなって思ったんだよ。

 

 

 

乳がんはリンパの近く、

脇の近くにできる人が圧倒的に多いのに

私のガンはここだったの。」

と、Pちゃんは胸の中心近くを撫でました。

 

 

 

「そしてここがね、

まさにあの夜に、

刺されたところなんだよ。。」

と言いました。

 

 

「もう、それしかないじゃんよ。」

と言うと、

Pちゃんはさらに驚きの言葉を口にしました。

 

 

 

「幽霊っていうか生き霊だと思ってるんだ。

生き霊って本当に怖いよね。

私さ、その刺してきた生き霊が誰だったかも

だいたい見当ついてるんだ。。」

 

 

 

「ヒィ・・・！！？？

いやいや確かに、そこらの浮遊霊なんかより

生き霊の方が多いし怖いの分かるけども！？」

 

 

 

「だよねだよね〜」

と明るく言いながら、

Pちゃんは淡々と

その「生き霊」について、

話を続けてくれました。

 

 

 

 

その３につづく

 

 

 

 

 

読んでくれてありがとう

あい